今回ご紹介する
ハイエース快適空間化計画は
ブログを始める6年前に撮影したものなので
その時はブログを始めるなど
微塵も思っていなかったので
残っている写真は乏しく
工程に関しては残っていないので
使った材料のご紹介をしていこうと思います。
使う断熱材によっては
カビが発生するやキノコが生える等(それはない🙄)
デメリットを見かけますが
施工後6年経過しましたがカビ臭い事もなく
メリットしかありません。
デメリットを言うなれば
その作業工程は
私がしてきたハイエースカスタム史上最大の
労力を使いました🙄
天井、床、壁、フロントドア、スライドドア、バックドア、エンジンフード
すべての制振と断熱を行ったので
一人作業で3日を要しました🙄
費用もかかるといったデメリットもありますが
それらを遥かに越える達成感と満足感があるので
ぜひ参考にしてもらえたらと思います。
天井の制振と断熱
天井は直接の雨音や
夏の直射日光もあるので
絶対に外せない場所であり
大変な箇所でもあります。
おすすめ作業人数は2人〜ですが
私は1人で施工しました🙄
天井剥がしに必要な工具がいくつかあります。
内装内張りにはセット物がおすすめですシートベルトをはずしたり(14mmのレンチが必要)
ルームランプを外したりと
電動ドライバーは小型のボールグリップがなにかと簡単でおすすめです。既存の天井を取り外す作業が大変ですが
天井を剥がすとこの様なフェルトが出てきます。

本当にこのフェルトで効果があったのか!?
みたいな申し訳ない程度のものが付いているので
これは完全撤去します。
こちら両面テープで付いていますが
新車ですぐに剥がすなら綺麗に剥がせますが
そうでない場合はかなり苦労すると思います。
私の時はかなり苦労しました🙄
パーツクリーナーでもいいですが専用のシール剥がし剤があると便利です最悪両面テープの糊は全部除去しなくても
効果が薄れそうな気はしませんので
フェルト部が剥がせればいいかと思います🙄

フェルトを剥がせば天井の鉄板がお目見えになるので
まずは制振シートを贅沢に貼り付けましょう。

私が使用したのは
“レアルシルト”という制振シートです。
4枚入りを買えば天井だけなら足りたと記憶してますレアルシルトは非常に高いです🙄
6年前とは違い今では色んな制振シートが出ており
安価に揃えられるので予算の厳しい方には
安価な大容量5mタイプもありですね。
天井だけじゃなくこの後ご紹介する床等も
考えておられる方には特に🙄
6年前にこれが売ってたなら厚みもあるのでこれを買ってたかも天井だけは雨音など
効果がより出やすいので
天井はレアルシルトにして
ドアや床には安価な制振シートってのもありですね。
制振シートの効果を最大限に発揮するために
圧着はサボらず行いましょう。
ヘラでも可能ですが特に天井は
腕がお亡くなりになる程しんどいので
ローラーをおすすめします🙄
制振シートを貼るだけでも
かなりの効果を発揮します。
一番感じるのは雨音だと思います。
大粒の雨だとカンカン鳴っていたのが
このシートだけでも軽減されて
ポツポツ音に変わります。
写真には残っていないですが
断熱材を入れる前に
天井骨組みの隙間にコーキング材を注入しました。
気密性アップなのか制振性能アップなのか
これをやる理由と効果はわかりませんが🙄
よく見かける工程なので
念の為きっちり行いました。
続いてご紹介する断熱材を入れると
小雨程度なら雨音すらしなくなります。
私は2種類の断熱材を入れました。
まずはこちら。

東レの“ペフシート”です。
軽量なのに断熱性能に優れていて
カッターやハサミでも簡単にカット出来る上
何より粘着付きなので
今回の天井施工にピッタリのアイテムです。
断熱は奥が深いです。
空気の層を作るのがいいとか
隙間なく断熱材を敷き詰めるのがいいとか
本当のところは何がいいのかわかりません🙄
私は今回後者の敷き詰めるを選択しました。
といことで、
ペフだけでは終わらず
ペフの上から3Mの“シンサレート吸音シート”をチョイス

断熱効果はもちろん
これに関しては吸音効果の為にも敷き詰めました。
この製品は社外環境音の軽減効果があり
しかも軽量なので天井にもってこいでした。
これを4m分購入しました残念ながらこちらは
東レペフシートと違い
粘着なしなので両面テープで止めながら
取り付けしました。
取り付け後に知ったのですが
スプレータイプのボンドが出ており
これを吹き付けて施工も有りだなと思いました。
これに関しては実際に使用していないので参考までにこの後紹介していく床やドアへの施工より
天井が一番効果を感じる施工でした。
エンジンフードの断熱
私の乗っているハイエースはディーゼルの為
新車購入した時はエンジン音が気になりました。
後部座席の客人との会話は不可能デス💀(言い過ぎ🙄)
そしてエンジンが座席の下という
夏には生き地獄の構成です🙄
簡単なのはエンジンフードカバーの内側のみの施工です。
これだけでも十分効果があります。

エンジン内は汚れているので
しっかりと汚れを取って脱脂をして下さい。
既存の断熱材はピン三箇所止めなので
万が一剥がれるとエンジンがえらいこっちゃです🙄
私が今回使用したのがこちら
7mmを選びました。10mmを選ぶと元の断熱材をピン止めして戻せないかもしれません。エーモンの静音計画を使用される方が多い様ですが
上記の製品でもかなりの効果を感じました。
施工前はキンキンに冷えたアイスコーヒーが
座席間のドリンクホルダーに入れるだけで
熱々のホットドリンクに変わる程でしたが(言い過ぎ🙄)
それもまったくなくなりました。
さらなる断熱と防音を目指したい方は
エンジンフードカバー外側にも
断熱施工をおすすめします。
ただし
座席やコンソールボックスボックス等
取り外すだけでかなりの労力を要します🙄

鉄部で見える部分には全て
制振シートを貼り付けました。
やはり運転する真下がエンジンなので
ここはほんの僅かな振動でも抑えたいところです。


エンジンフードまわりに選んだ
断熱材はこちら

日東電工の“エプトシーラー686”です。
こちらを選んだ理由に
エンジン周りなので熱に強くて
エンジン音軽減の防音性能がある事からです。
柔軟性があり粘着付きなので
エンジンフードのボコボコした障害物でも
施工しやすかったです。
5.0mmを2枚購入しました。これ以上厚くなると元のカバーを戻しにくいです。これで終わればいいのに…
欲張ってまだいきます🙄
上から大建の“遮音シート”を被せました。

写真の通り余ったエプトシーラーと遮音シートのセットを
座席下にも施工しています。
遮音シートは字の如く
断熱に加えエンジン音軽減の為に張りました。
防音に関しては奥が深く
遮音シートでエンジン音が軽減できているのかは不明です🙄
これがあるとないとでの効果の違いは
はっきり言ってわかりません(わからんのかい🙄)
しかしないよりは効果があることでしょう🙄
補足ですが
運転席下に隠れている
寒冷地仕様で使われる
サブバッテリーボックス
ここは寒冷地仕様でないハイエースは
空っぽの空間なので
余った断熱材を貼り付けました。

ドアパネルの静音と断熱
ドアに関して
写真に残しているのは
運転席と助手席のみです🙄

施工は左右スライドドアと
バックドアも行いました。
やることはほぼ同じです。

鉄部の貼れる所に制振シートを全て貼りました。
レアルシルトを使い切ってしまっていたので
“レジェトレックス”を貼りました。
カバーも取り外して手の入る所には
全てドアの外側の鉄板にも貼りました。
制振シートを満遍なく貼るだけでも
ドアの開閉音が商用車から高級車に変わります🙄
ドアに関しては断熱材をかますスペースが少ないので
内張りのなか中に余った
シンサレートを貼り付けました。
壁断熱
続いては壁断熱です。
車体の側面、荷室の両サイド部で
内張りを外すと鉄板一枚です🙄
ここも手の届く所には全て
制振シートを貼り
断熱に関してはニチアスの“ホームマット”を採用
住宅で使われるような断熱材です。
不燃材で耐熱性能があり
もちろん断熱性能も申し分ないです。


狭いスペースも多いので
隙間なく敷き詰めるのは困難だったので
余ったシンサレートを隙間に
併用しながら押し込みました。
私はこれの小分けになったものが最寄りのホームセンターに売っていたのでそれを購入しましたいくら不燃材とは言え
リアヒーター部は直に付けるのは恐かったので
エンジンフードカバーで使用した
断熱マットにしておきました。
車中泊されるなら荷室の断熱も
きっちり行いたいところです。
床断熱と防音
最後に床断熱と
車のロードノイズを少しでも
抑えたいので防音対策です。
床も天井同様
セカンドシートを外したりと
かなりの労力を使う作業です🙄

全て取っ払ってマットも剥がすと
いったいどこから侵入してきたのか
意味不明なホコリや砂が出てきたので
徹底的に掃き掃除と脱脂をしました。
まずはサイドステップの制振施工から

カバーを付けると隠れるので
きっちりレジェトレックスを貼り詰めました。
床の断熱と制振、防音は贅沢に敷き詰めたいので
予算を考えて安価で大容量な
デッドニングシートを購入し貼りました。


タイヤハウスも
ロードノイズや振動を抑えたいので
隙間なく貼りました。
厚さ6.0mmを購入床に関しては断熱よりも
日々の運転での振動やロードノイズ等の音軽減目的なので
デッドニングシートを選びました。
懲りずにその上には
エンジン周りで使用した
ダイケンの遮音シートを🙄

隙間埋めや継ぎ足しにはアルミテープを使用
まとめ
施工方法の写真が残っていなかったので
今回は私が使用した材料のご紹介でした。
ここまでやると走行中
後ろの客人との会話が成立します🙄
車中泊で大きく変わった点は
これまで雨音で目覚める事があったのに
雨音で起こされなくなりました。
エンジンからの熱も上がって来なくなったので
夏の長時間の運転も尻が
蒸れなくて最高です。
ハイエースの断熱化計画の効果は抜群です。
ただし大きな難点が
施工が超大変🙄
これは二度とやりたくない作業No,1です🙄
その分完成した時の達成感は半端ないです。
新車購入の方は早めにやることをおすすめします。
ぜひ今回ご紹介させて頂いた材料
参考にしてみて下さい。
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